どうも、だすけ です。
今回は、よく室外機にカバーをした方が良いのか?と聞かれるので、
それについて説明していきます。
結論から言うと種類によりますが、カバーをした方が良い。というのが答えです。
カバーを勧める理由は夏の修理内容の大半は外機の基板故障によるものです。
原因は熱に耐えられず基板が故障してしまうことが多いです。
なので、直射日光から室外機を守る為にカバーをすることをお勧めします。
しかしカバーが原因で基板が壊れることがあるので、最後まで読んで、
どのタイプのカバーなら良いのか判断出来るようになれればと思います。
良いカバーはキチンと排熱が出来ること。これにつきます。
悪いカバーは逆に排熱が出来なくなるカバーです。
排熱が出来るかどうかのポイントは室外機から出る風の流れをカバーが邪魔しないという点です。
大体のカバーは前面(風が出る箇所)に板?のようなものがあるのですが、それがあるカバーは全部ダメなのか
というと、そうではございません。きちんと前面の板と板の間の間隔が空いていて排熱が出来れば○です。
ダメなカバーは板と板の間隔が全然ないものです。
ダメなカバーを付けると排熱が出来なくなるので、室外機内の温度が上がり、冷えが悪くなったり、
熱により外機の基板がショートして故障します。
因みに外基板が故障するとダイキンエアコンでは、E1、U4、U2、L5等のエラーコードが出ます。
これは売っちゃダメだろ、と思うようなカバーが普通に売ってるので注意してください。
良くないカバーを買うと、カバー代や基板が壊れれば修理費用も(おおよそ25,000円)払わなくてはいけなくなりますので、
購入前にきちんと排熱が出来るものかを確認しなくてはいけません。
以上で説明は以上です。
今回は少し短めだったので、おまけを書いてみます。
事例を一つ書きますね。
依頼内容は、取り付けて1年以内にエアコンが故障。
原因は室外機のカバーが原因で排熱出来ず、基板が焼けてました。
そのカバーを付けた経緯は、大手ハウスメーカーで新築を建てた時に勧められて、
10万程追加でお金を出して取り付けたものでした。(立派で脚が地中に埋め込まれたカバー)
とりあえず外の基板を交換し、正常に動作するようになりましたが、
エアコンを取り付ける際のルールを無視したカバー(設置環境)だったので、
ハウスメーカーに据え付け改善書を提出しました。
その後カバーは撤去されておりました。
この件からもハウスメーカーだから安心という訳ではないので、
自分である程度の知識を持っておくことも大事だなと感じました。
特に新築一軒家を建てる場合は失敗したくない気持ちが強くなるので尚更ですね。
これで終わりたいと思います。
ではまた!