本日はエアコンの温調不良の原因の一つ、【ショートサーキット】について書いていきます。
ショートサーキットとは、吹き出した風が物に反射して機器に跳ね返えることを言います。
よくある例は、室外機がベランダ置きで壁が近く、十分な空間がない状況です。
ショートサーキットは室内機でも室外機でも起こります。
室内機の場合と室外機の場合ではショートサーキットの不具合内容が変わりますので、
簡単に説明していきます。
●室外機でショートサーキットが発生すると効きが悪くなる
室外機付近の温度は基本、夏は涼しく、冬は暖かいとエアコンの効きが断然良くなります。
しかし外機でショートサーキットが発生すると、夏は高温の風で排熱、冬は低温の風で排熱するので
ショートサーキットが起きると、夏は室外機の周辺温度が更に上がり、冬は更に下がることになるので
エアコンの効きが悪くなるのです。
余談ですが、夏のエアコンの故障部品で一番多いのは、外基板です。
理由は高温が原因で外基板が壊れてしまうからです。
そういう理由でも外機のショートサーキットは避けたいですね。
★外機でのショートサーキットの対策は
遮蔽物を置かないのは勿論のこと、スペースが無くてどうしようもない場合は、
室外機を斜めに置き、跳ね返りが減るようにしてみて下さい。
●室内機でショートサーキットが発生すると暖まらない、冷えなくなる。
夏は吹き出した冷風、冬は温風が遮蔽物によってエアコン本体に跳ね返るので、エアコン周辺温度だけ
冷えたり、暖まってしまいます。そうするとお部屋全体は設定温度に達していなくても、室内機内の室温センサーが
設定温度に達してしまうので、冷風や温風を出すことを止めて、送風運転になってしまいます。
★室内機のショートサーキットの対策は
外機同様に遮蔽物を置かないことと、稀にショートサーキットがしやすい場所に設置されていることがあります。
その場合は、出来るだけ遮蔽物に風が当たらないよう、左右と上下の羽の向きを調整してください。
以上でショートサーキットについての説明終わりになります。
最近は気温が上がり、本日は18℃まで上がりました。
とうとう冬が終わったのですね。暖かくなるとテンションが上がるのは私だけではないはず。
花粉を除けば一番過ごしやすい季節。今季の春思う存分楽しみましょうね!
ではまた!